老後の生活を考えたとき、よく問題となるものが「住宅」についてです。
持ち家と賃貸にはそれぞれメリット、デメリットがありますが、高齢者が暮らすにはどちらが望ましいのでしょうか。
賃貸の場合、毎月の家賃を払い続けなければなりません。
高齢に入り仕事から離れて貯蓄だけで生活を続けていると、生活自体は慎ましくしていても家賃の支払いは常に一定なので、支出のほとんどが家賃にとられる可能性があります。
食費や光熱費を切り詰めていても、家賃に一定額を取られるのはばかばかしいと思う方も少なくありません。
持ち家の場合、高齢になればなるほど家のリフォームの必要性が出てきます。
地震や台風などの災害に備えたり、壊れたところを直したり、段差をなくすバリアフリー化をする必要などが出てきて、そこにお金がかかる可能性があります。
毎月の家賃を支払う必要がなくても、ローンを組んでいる場合はそちらに貯蓄を費やすこともあります。
貯蓄次第ではどちらの住まいも可能ですが、お金は使えば必ず減っていきます。
どこにどれだけお金をかけられるか?を念頭に置き、老後の住まいを検討してみましょう。