老後は心にゆとりを持ちたいと、都会から地方に移り住む高齢者が増えています。
というのも、都会で長らく働いてきた方にとっては、地方は一種の憧れの場所。
温泉地や介護施設など、高齢者に魅力的な設備が整っていたり、田舎といっても移動手段が豊富にあって、暮らしに困らない地方都市などもあるからです。
地方は都会に比べて物価や土地価が安いので、暮らしがしやすいというメリットもあります。
都市部で暮らすにはそれなりの経済力が必要になりますから、貯蓄を崩して生活する高齢者にとっては、地方はより住みやすい場所ということになります。
「地方は夏や冬が厳しいのでは」という意見がありますが、冬でも暖かく過ごせる地域もありますし、逆に夏を涼しく過ごせる地域もあります。
戸建てではなくマンションに暮らすことで、季節に関係なく快適に暮らせるという意見もあります。
地方は都市部と違って、多少なりとも不便な部分はあるかもしれません。
しかしその不便さを差し引いても、地方には「新しい土地でセカンドライフにチャレンジする」という魅力もあります。