高齢者の健康を考える際、もっとも重要なものが毎日の食事であると言われています。
中高年期には生活習慣病などを防ぐための低カロリー食が推奨されますが、高齢に入ると自然と小食になり、油物などを避ける傾向が出てくるため、生活習慣病の予防よりも栄養をまんべんなく摂ることを考えなければなりません。
小食になると好きなものや食べたいものが中心となり、体に必要な栄養素が欠乏しやすくなります。
若い頃のように三食きちんと食べられなくなり、一食抜いてしまったり、朝食と昼食を一緒にしている方もみられますが、ビタミンやミネラルなどをまんべんなく摂ることが健康を維持するポイント。
お酒やタバコなどの嗜好品が好きで、栄養の摂取が二の次になってしまっている方は要注意です。
高齢に入ると骨や筋肉が弱るので、毎日のカルシウムの摂取も必要不可欠です。
牛乳やチーズなど、たくさん食べる必要はありませんが、毎日少しずつ口にすることが大切です。