人間も動物も、誰もが避けたいと思っていても避けられないものが「老い」ではないでしょうか。
生き物は誰しも、寿命が来れば自然に死に至ります。
どんなに健康な人でも、ある日を境に死が身近になることもあります。
老後に入ると誰もが、一日でも長く生きていたいと思うようになるものですが、老いるということはあくまでも自然なこと。
健康を心がけるのはとても良いことですが、自然に年をとっていくことを受け入れる努力もまた必要です。
老いた自分なんて見たくない!と思うのはもっともです。
誰もが、自分の若い頃や一番活躍していた頃のことを思うと、老いが空しく感じるものなのです。
しかし逆に考えれば、若い頃を思い出して空しくなる程長生きをしているとも考えられますし、それはとても幸せなことです。
死ぬまで健康を維持しようと心がける人は魅力的ですし、若者にも劣らないくらい活動的で努力家です。
それと同時に自然な「老い」を理解してみれば、さらに自分の魅力を知ることにもつながります。