老後の健康は毎日の生活にかかっていると言われます。
というのも、高齢者は体の免疫機能や骨・筋肉組織、内臓などあらゆる部分の機能が低下し、病気にかかりやすくなっているからです。
生活が不規則になり、さらに食生活も不規則になると、病気を抱えるリスクも高まります。
高齢者の日常生活の中でも、特に深刻なものが「睡眠」です。
人は高齢になると眠りが浅くなり、夜中や明け方に目が覚めてしまったり、途中で何度も起きるなど、睡眠のトラブルが多くなります。
早い時間に眠くなるのは高齢者の特徴のひとつですが、早い時間に起きてしまうのも高齢者ならではの生活スタイルです。
しかしあまりにも早い時間に起きてしまうと、睡眠不足を引き起こします。
若い頃は何でもなかった睡眠不足も、高齢になるとうつや記憶力の低下などをもたらすため、決して無視できない問題です。
心臓病などの原因にもなると言われていますから、ふだんの生活リズムを整えることが末長く健康を維持する秘訣と言えます。