生活習慣病は、高齢者はもちろん働き盛りの中高年層、さらには学生や社会人になりたての若者にも発症する病気です。
体質や遺伝の問題もありますが、それ以前に生活習慣病はそれぞれの食生活によって発症率が変化する病気です。
高齢者の患者さんの多くは、甘いものや油ものを定期的に食べていたり、塩辛い味付けが好きな方が少なくありません。
若い頃は代謝が良いので、好きなものをたくさん食べても問題はありませんが、年をとってくると体の代謝効率はどんどん下がっていきます。
つまり、昔と同じ食生活を続けていると、生活習慣病を発症する確率もアップするということです。
ほとんどの人が老後には無収入になりますが、収入源がない状態から病気になると、医療費だけでも相当な額が出ていってしまいます。
体が衰えてくると、若い頃と同じように暮らすのは難しいですし、年をとればとるほど健康的に過ごさなければなりません。
日ごろから食べ物の糖分や塩分に注意し、質の良い食事を摂るように心がけましょう。