老後に入り、自分が病気などで介護状態となり、誰かに介護を任せることになった場合、備えとして貯めておいたお金は誰に管理してもらうべきなのでしょうか?
多くの人が「配偶者」「子供」「孫」などと答えると思いますが、配偶者がいなくなってしまったら?
子供が面倒をみてくれなかったら?
と考えると、誰にお金の管理を任せるべきか迷ってしまうかもしれません。
お金の管理や諸手続きは、「任意後見人」と呼ばれる人を決め、後見人にすべてを任せることができます。
預貯金や不動産の管理、税金の支払い、契約手続きや介護費の支払い、医療機関への手続きなどお金と介護に関する全般を担当します。
家族を後見人にすることもできますし、事情があって第三者にお願いすることもできます。
後見人は一番信用できる人を選ぶ必要があります。
お金にルーズな人、約束事を守らない人は後見人にふさわしくありませんし、自分とほとんど面識のない第三者も適切ではありません。