老後の生活を友達と話し合う

いわゆる「おひとり様」は、高齢に入っても独身のまま老後を過ごすことになります。 家族や配偶者を頼ることができなくても、心から信頼し合える友達と過ごす方法もあります。 欧米では友達と同居することが一般的ですが、気心の知れた友人と暮らし、助け合っている高齢者も少なくありません。 日本ではまだ一般的ではありませんが、「他人」という壁さえ乗り越えれば、家族と同じように助け合える人が見つかるかもしれません。 老後に一緒に暮らす友達を見つける場合、どちらかがお金や時間にルーズでは生活がスムーズにいかなくなるおそれがあります。 また、どちらかが事故や病気などのトラブルに遭った時、何もしてくれないのも困りものです。 助け合って暮らすということを前提として、信頼のできるライフスタイルを送っている相手を選ぶ必要があります。 最期まで助け合える友達が見つかったら、老後のことを話し合っておきましょう。 どちらかが亡くなった後のことも早いうちに考えておくと安心です。

老後の生活資金

高齢化社会に突入し、公的年金制度の崩壊が近いとも言われている日本では、老後に生活資金をどのように捻出するかが問題となっています。 まとまった貯蓄をしている方はそれほど心配要りませんが、老後は自分にご褒美をあげるつもりで、ゆとりのある生活を楽しみたい人も多いと思います。 老後の計画が色々とあるなら、まずは貯蓄を計画的に始めていきましょう。 老後資金の貯蓄のポイントは、「豪遊」のためにお金を貯めることではありません。 慎ましい暮らしをしながらも、災害や病気など万が一に備えることができるよう、お金を貯めていきます。美味しい物をたくさん食べて、旅行に何度も行って…という生活を繰り返していると、せっかく貯蓄したお金も目に見えて減ってしまいます。 日本人一人が80歳程度までゆとりある老後を過ごすために必要な額は、およそ3000万円程度と言われています。 しかし自分の寿命が90歳、100歳と伸びれば、3000万円では足りなくなってしまいます。 自分が長生きする可能性も含めて、計画的な資金調達が必要です。